龍ケ崎の史跡巡り

般若院枝垂桜の前で記念撮影
 常磐線佐貫駅から関東鉄道龍ケ崎線に乗り換え、二駅で終点龍ケ崎駅に着く。去年、全国大学野球選手権で決勝戦を戦った流通経済大学の本拠地である。そんな程度の知識しか持ち合わせず。幹事の本橋さんの案内で、ぞろぞろと付いて行った。

 駅に着いたら、コロッケの看板や旗がたくさんある。コロッケの町龍ケ崎として売り出すらしい。街の中に入ってもほとんど人は見かけず、静かな街で車もあまり走っていない。まず、八坂神社に行く。ここがこの街の鎮守様のようだ。すぐそばに赤レンガの門のようなものがある。どこかの邸宅跡の門をここに移したらしい。
 そのあと、龍泉寺、ここは安産と子育ての神として親しまれているようだ。たくさんのお地蔵さんが祀ってある。次に大統寺、本堂の前に竹柏(なぎ)という木があって、それが有名らしい。

 最後に、般若院という由緒正しそうなお寺にお参りした。本堂の裏に大きな枝垂れ桜がある。樹齢400年、幹囲約5メートル、枝張り約20メートルという巨樹である。桜の花は5~7分咲き程度だが綺麗な桜なのに我々以外は見物客もいない。これを見ただけで、龍ケ崎に来た甲斐があった。この一本桜をバックにして皆で記念写真を撮る。駅の周りにお店が無く、お土産のコロッケを買えなかったのが残念だ。
(この記事、随分遅くなりましたが、桜の写真を見たいというリクエストがあって書きました)

3月28日開催  鶴 

八坂神社 赤レンガ門龍泉寺般若院大枝垂れ桜

2016年春の京都 東寺

南大門から金堂を見る 金堂

小子房の桜 小子房の桜
 東京に帰る日で、新幹線にちょうど間に合う程度の時間に京都駅に行きたいと考える。そうすると駅に近い場所を選んだほうが良い。今回は東寺に行きたいと思っていた。昨晩、宿のご主人に朝食は8時にすると伝えていたが、うっかりして、7時に食事処に入った。朝の目覚めがよほど良かったのだろう。トーストのモーニングセットなのですぐに作ってくれた。1時間の余裕が取れた。

 東寺に行くのは久しぶりである。以前、女房と一緒に訪れたことがある。あの時は花の季節ではなかったが、今回は桜の花と五重の塔がよく調和して美しい。バスをいくつか乗り継いで東寺南門前で降りた。
 東寺は桓武天皇が794年の平安遷都の時に発案されたお寺で、平安京の中心に向かって、羅城門から北にまっすぐに突き抜ける、朱雀大路の東側に建てられたお寺である。西側には西寺があったという。平安京の中心平安宮は現在の御所よりかなり西側にあり、今の千本通りが朱雀大路の位置になる。東寺と西寺はバス停二つくらいの距離しかない。現在の羅城門バス停がまさに羅城門のあった場所である。30年後に東寺は、唐から帰朝して真言宗を開いた空海に下賜されて高野山とともに真言宗の総本山になっている。
 
 講堂の中で四国八十八か所詣りの団体に遭った。皆さん巡礼姿である。最近は何回かのバスツアーで八十八か所をまわるようだ。四国88ヵ所巡りは、その起点として、まず、この寺に詣で、遍路姿に着替える。最後は高野山にお礼参りするという。、 たしかに、そのほうが自然に思える。いきなり、霊山寺(りょうぜんじ)に行って、88番目の大窪寺(おおくぼじ)で終るのはやはり格好着かない。空海生誕地とされる善通寺でさえ単なるご遍路の一ヵ所として廻るだけなのに。
 
 春の特別拝観として、小子房、宝物館、金堂、講堂を見ることができた。宝物館では「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」、講堂では大日如来を中心とした、21軀の仏像からなる立体曼荼羅を拝見した。庭からは真っ黒い五重の塔と桜の花が対比して美しい。

2016年4月8日 訪問

小子房 DSC02180 (1024x756)

五重の塔 五重塔

2016年春の京都 雨の日

 京都に出かける前から、3日目は雨の予報で、前の日に傘も買っておいた。京都駅でどこに行こうかと迷ったが、結局、京都市美術館にした。モネ展とルノアール展をやっている。
 美術館の近くに昼食をとる場所もなく、そのまま入った。4時に「北野をどり」を予約していた。2時頃まで、モネとルノアールの作品を見て回った。こういう展覧会はそれほど有名な作品はなく、とりあえず印象派の作品を鑑賞した。

 モネの作品は有名な「睡蓮」はあったが、マルモッタン・モネ美術館の所蔵するものだけである。日本風の太鼓橋の下の「睡蓮」は無い。晩年の橋だけを描いた作品が多かった。
 ルノアール展は「光紡ぐ肌のルノアール」展と銘打っている。女性の美しさを求めたルノアールの作品である。印象派といっても、一緒に見たモネの作品とはずいぶん異なっている。モネが光にこだわったのとは違い、印象派でありながら、モデルの髪の毛や肌、衣装などはかなりの質感を表現しており、写実的でさえある。残念なのはオルセー美術館の高名な作品は、国立新美術館のルノアール展の方に行っている。

 もう、3時近くなって、おなかぺこぺこで、昼食は銀閣寺道バス停のそばでラーメンを食べた。中華というが、中国でこんなものを食べたことがない。中国人はどう思うだろうと考えた。
 夜は華やかな舞台で、上七軒の芸舞妓たちが踊る「北野をどり」の千秋楽を見る。昨年の春、カラオケスナックで一緒になった舞妓さんも出ていた。上七軒の芸舞妓の数は30名程度で、祇園甲部の100名とは比較にならない。それでも、外人観光客であふれている祇園より落ち着いていて静かな上七軒のほうが気にいっている。
    

2016年4月7日 訪問  

モネ-テュイルリー公園 (1024x728) モネ-睡蓮 (1024x808)昼食後 (838x1024) うちわを持つ女 (857x1024)

2016年春の京都 府庁

 御所を出るとどこに行こうかと迷う。昼食時、上七軒の「小きみ」で一緒になったお客さんに聞いた京都府庁に行ってみることにした。夜の食事は草津に住む友達と一緒にするつもりだ。そんなにたくさん時間は無い。京都府庁は自由に入れるし、上から見る枝垂桜が綺麗だときいた。

 御所から南西の方に歩くと「京都府庁」という大きな案内があった。道を聞きながら、府庁にたどり着いた。レトロな雰囲気の建物でなんとなく、札幌の北海道庁を小さくしたように見える。
 拝観料などはもちろん要らない。正門から入って二階に上ると、いきなり、窓の外に大きな枝垂桜が見える。これなんだと思って何枚も写真を撮る。パンフレットも置いてあって、この建物は明治37年(1904)に建てられ昭和46年まで本館として使われていたらしい。桜の木は大きいのが3本、中央が祇園しだれ桜といって、丸山公園の初代しだれ桜の孫になる。さきほど見たのが紅一重しだれ桜、もう一本が容保桜という。この桜は白い花をつけ、大島桜と山桜をかけ合わせたもので、この地に京都守護職上屋敷があり、維新の時の守護職、松平容保の名を取ったそうだ。
 会津戦争で討幕軍と戦った山本八重、後に新島襄と結婚し、ともに同志社大学を設立した新島八重、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公である。八重役を演じた綾瀬はるかの名を取って「はるか桜」という花もあった。
 この建物は今は旧本館と呼ばれるレンガ造りの建物だが重要文化財、旧知事室や府議会の旧議場なども見ることができる。一部は今でも使用されている。文化庁が京都に移るという話があるが、その一部はすでにこの建物の中にあった。

 京都観光ではどうしても混雑を覚悟せざるを得ないが、ここは静かで、庭のベンチに座ってのんびりできる。ここにも外人観光客が押し寄せるようになったら困ると思った。いずれ、そうなるだろうな・・・・
                      

2016年4月6日 訪問  

京都府庁旧本館 紅一重しだれ桜二階から見た紅しだれ 祇園しだれ桜

2016年春の京都 京都御所

御車寄 大夫の間襖-桜大夫の間襖-鶴 新御車寄屏風承名門から紫宸殿を望む 紫宸殿と左近の桜

 京都御所の一般公開が今日から始まった。以前は4月の第一日曜日に一日だけ解放されていたが、今は5日間になっていて、秋も行われるらしい。
 御苑まで含むとずいぶん広い。桜の花は御苑にあって、御所内に多いわけではない。南側の丸太町通りから、北側の今出川通りまでが長く、歩きにくい砂利になっているので足がくたびれる。

 いつも通る今出川通りの同志社大学前から御苑に入った。御所内には西側の宜秋門から入って参観コースを回り、清所門から出ることになる。入るときは行列ができているかと思ったが荷物のチェックも速くて、すんなりと入れた。
 まず、御車寄から見る。ここだけは少し混んでいたが、後は混雑しているというほどのことはない。諸大夫の間、新御車寄を見ると新しい朱塗りの回廊を回って、紫宸殿の前に入る。ここが天皇の公的儀式が執り行われる場所である。左近の桜と右近の橘が堂々と控えている。中には天皇の玉座、高御座(たかみくら)が見える。さらに清涼殿に入っていく。ここが天皇の居間になっている。参観といっても、外から各部屋の中を覗き見るだけで、美しいのは室内を区切る襖の絵である。
 日本の建物は木と紙でできているというが、まさにその通りで、冬はずいぶん寒かっただろうなと考える。十二単衣も飾ってあったが、女性が着替えるのに、お着換えの間などは無く、帷(とばり)の中で行ったらしい。

 以前参観したときは見れなかったが、池のある庭園を見ることができた。天龍寺や金閣寺などのように池泉式回遊庭園というほどの大きな庭ではなく、せいぜい天皇の目を慰める程度でしかなかった。今の天皇陛下もそうかもしれないけれど、格式にしばられて、自由というものがほとんどない。窮屈な生活だったのかもしれない。

2016年4月6日 訪問、

紫宸殿 清涼殿帷 十二単衣御所内の庭 清涼殿の襖-中段

2016年春の京都 石山寺

石山寺硅灰石
 桜と紅葉の季節は京都に行くが、その時期に一番綺麗であって欲しいと願っても、なかなかかなわない。今年の桜はやや平年より早かった。ただ場所や品種によって少し異なってくる。今年は3泊4日でスケジュールを組んでいる。京都に2拍したかったが定宿の「卯の花」が一泊しか取れず、大津の東横インに二泊した。
 
 京都に着いた第一日目は、去年の春行き損ねた石山寺を訪ねた。このお寺は紫式部が『源氏物語』の構想を練った場所と云われている。それと花の寺としても有名である。中に入ると女性の観光客とカップルが多い。観音信仰の盛んなところで、なんとなく優しい雰囲気のお寺である。桜も綺麗でその中にミツバツツジの紫かかったピンク色が混じっている。坂道の多いところで、谷に群生している桜の風景を見ると吉野の山を連想する。
 
 石山寺の名前の由来となっている硅灰石も大きく立派な形状をしている。(上の写真) このお寺の起源をさかのぼると聖武天皇が天平時代に東大寺大仏造立の祈願のために建てられた伽藍から始まっているらしい。『石山寺縁起絵巻』もよく知られている。 何度行っても良いお寺の一つになると思う。

2016年4月5日 訪問

八重枝垂れ桜 ミツバツツジと枝垂れ本堂(国宝) 桜とミツバツツジの群生