今年は、夕方に食事の約束をしていたので、日展は早めに切り上げた。
実は新しい靴を履いてきたので、足にまめができそうだ。洋画、日本画はすべて見たのだが、工芸と彫刻はほとんど見ずに済ませた。
上の絵画で、どれが日本画かわかるとしたらすごいと思う。一番下は日本画である。鮭の絵は日本画である。魚の下の新聞紙の文字が一字一字、克明に描いてあり、何と書いてあるかが良くわかる。写実絵画が日本画にまで影響している。
日展 2017
ホキ美術館、写実絵画の世界
毎年、日展には見に行っているが、展示作品の中でも、楽しみにしているのは質感が緻密に描写された絵画である。洋画に多いが、日本画の中にもそのような作品を見かけることがある。
気に入った作品は写真に撮影しているし、このブログにも公開している。質感が繊細に表現された作品は写実絵画に多く見られる。
最近、フェルメールの作品がリアリズム作品の代表みたいに扱われているが、ダ・ヴィンチの「モナリザ」や「最後の晩餐」などの作品もリアリズム絵画と言われる。 近世ではダヴィドの「ナポレオンの戴冠式」(1807年)が有名である。日本の画家でも高橋由一や黒田清輝が1800年代後半に登場する。
10月の半ばに千葉市にあるホキ美術館に行った。テレビで写実絵画の紹介があって、是非とも見てみたかった。
ホキ美術館には外房線の土気駅で降り、あすみが丘東4丁目までバスを使う。
館内は静かで、ほとんどが写実絵画で占められている。当館は約500点の作品を所蔵しているそうだが、展示されているのは約150点であった。
私が訪れた時の特集は「画家の眼がとらえた美」で、特集によって展示を入れ替えているそうだ。実際の絵画はYouTubeの画像を見ていただければわかるが、写真と何が違うかというと、やはり、質感である。例えば、当館第一号の作品である森本草介氏による「横になるポーズ」は日展で良く見るような質感の強調ではなく、まさに眼でみるような柔らかさや、美しさが一目でわかる。この美術館の絵を見る前は、もっと強調された質感の作品ばかりかと思ったが、そうではなかった。勿論、画家や作品によっても異なるが、風景画でも、精緻な描写である。さらに綿密に描かれている静物画、1年に数点しか描けないということがよく理解できる。
ほとんどの作品はガラスで覆われていて、写真に撮れないのが残念である。ただ、写真に撮れたとしても、瞬間的にその質感が消え失せてしまう。やはり実物で見るに限る。別冊「太陽」からも「写実絵画の新世紀」が発売されているが、同じことが云える。ガラスで覆われることによる、質感の薄らぎももったいない。
「まるで写真みたい」という表現も写実絵画の本質を理解していないのではないかと思う。写実絵画と云っても、すべての眼に見えるものを描いているのではなく、無駄なものは捨象し、画家の描きたいと思う美のみを描いているのである。
平日の静かな館内でゆっくりと過ごせたのも思い出になった。また、何度でも行ってみたい。下の絵は若手画家の一人で、岡康友さんの作品です。
日展 2016
この1年間は大学の同窓会で忙しく、自分のブログもアップデートできなかった。
昨年の日展の作品をスライドショーで紹介する。
日展2016ギャラリー
日展2015
毎年のことだが、日展は必ず見ることにしている。今年のように、モーターショーや秋の旅行、その他の行事と重なるので、忙しいのだが、日展の開催期間が長く、その分、予定を組むのが楽である。今年は国立新美術館のすぐ側で会社時代の仲間と飲むことになっていて、6時直前まで中で休んでいた。
出展される作品もすこしずつ変わってきてはいるが、だんだん日本画を見る人が少なくなっているような気がする。洋画は写実主義的になっているが、日本画はむしろ抽象的な傾向になっている。絵画による写実は腕とともに大変な労力を必要とするかも知れないが、カメラでは表現できない質感や細かな立体感を出すことができる。私が絵を写真に撮ることでその質感をいくらかは損なうかもしれないが、それでも実体を写真で撮るよりも、なお、それらが残っている。
工芸や彫刻の分野でも、会場の光線や陰影が少なく、より実物に忠実な写真が撮れた。
2015年11月13日
日展作品に菊川大夫の絵画がありますが、「大夫道中」の動画もご覧ください。
2014年 日展
「我孫子稲門会」のホームページを作るため、自分のブログ記事は投稿できませんでした。2014年の記事がまるでないで
、後付けで追加しました。、
日展2013 2013/11/8
すっきりした秋の良い天気である。今年は神宮外苑の銀杏並木を見ることもなく、まっすぐ国立新美術館に行った。
神宮外苑の近くや美術館の中にはあまり良いレストランがないので北千住で昼食をすませた。
今年の日展はあまり混んではいなかった。とくに日本画のコーナーには人が少ない。そのかわり洋画の方は結構混んでいた。
今回は写真を撮るにしても、フレームまで入れて全体を撮影すること以上に、むしろ部分的に強調してその作品の良いところを撮ろうと思った。
絵画と写真の違いがその辺でわかるような気がする。絵の場合は風景や人物も全体を描こうとする。そのかわり各部分の質感の美しさを強調しているように見える。樹木の質感や衣服の繊維の質まで表そうとしている。実に木目細かく、美しい。一方、写真は遠近感や迫力、しかも瞬間の美しさを切り取ることになる。絵画を写真に撮るのにフレーム全体を写したら、木目細かさを表すのが難しい。むしろ部分的に強調した方が迫力や美しさを写すことが出来る。
確かに、写真では当たり前の花の雌しべや雄しべを写したマクロ映像を見ることが多いが、絵画では無い。絵画のこの色鮮やかさや木目細かさ、それと多彩な表現が写真でできれば良いなと思う。
日展2012 2012/11/15
今年の日展は相変わらず混んでいた。洋画に比べて日本画の展示が少なかった。青山の銀杏並木はまだ充分に色づいていなかった。
帰りに新松戸で友達と一緒にイカ料理を食べた。水槽に入っていたイカなのだがやはりストレスの所為かすごく旨いという感じはなかった。
日展2011 2011/11/21
毎年、日展の招待券を4~5枚いただく。私自身で絵を描くことはないが、絵を観るのは好きである。とくに、日展レベルの絵はすばらしい。写真を撮ることも許されているので、毎年、多くの絵の写真を撮影してブログに掲載している。
今年は、午前中、神宮外苑の銀杏並木を見てから乃木坂の国立新美術館に向かった。銀杏並木は多少色づいているがまだまだの感であった。日展は、まず洋画を観てから工芸、彫刻、日本画の順に観て回った。洋画と日本画の区別を明確にしておきたいがためである。観客の数はいろんな美術館で開催される「・・・・展」に比べて多くはなく、ゆっくり見て回ることができる。
1室や2室のような若い番号の部屋は特選や文部大臣賞受賞の作品、役員、会員の作品で占められるので、毎年同じような傾向の作品が並ぶことになる。それでもやはり良い作品ばかりである。
「日展に受かる」というのは部門にもよるが結構大変なことのようだ。それは新入選者の数でも窺い知れる。たとえば、洋画の場合、今年の応募点数2136に対して新入選数は81点である。最近絵を描き始めた人たちが応募するのなら、大したことはないのだが、長年、絵を描いている人たちが応募するのだから、やはり難しいことに違いない。
私事ではあるが、我が女房殿は日本最大級の書道団体に属しており、毎年、数回の書道展に出品している。 会員だからいつも展示されるのだが、どこの部屋に展示されるかが気になるようだ。会員になるのに、数十年の経験を必要とした。一般公募、会友、準会員、会員、さらに役付の会員となるのだ。一回の展示にも作品が出来上がるまで大きな紙に何十枚と書くわけで、一緒に住んでいる私にとっては迷惑千万なことである。それでも、良い作品ができると、それを愛妻とともに喜ぶのだから、だらしがない。というのはたてまえ上のことで、内心は早く良い作品ができて、私が自室に閉じ込められた状態から解放されるのがうれしいのである。
展覧会の絵の写真を撮ることに何の意味があるか我ながら疑問を持つことがある。私の場合は良い作品を見ると、写真として保存しておきたいという動機から始まった。今年からなのかよくわからないが日展のホームページに展示作品の写真が掲示されるようになった。そうなると自分で写真に撮る意味はさらになくなるのだが、そうではない。絵や工芸、彫刻のいずれも全体だけを見ても質感や木目細かさはよくわからない。実際の作品を見て初めてその美しさや技巧、芸術性がわかってくる。昨年から、単に全体を記録として撮影するだけではなく、作品の美しさをなんとか抽出して撮影することにした。
展示作品を漫然と見るより、写真撮影することにより印象も記憶に良く残る。来年も、写真撮影は継続したいと思う。
注)これまで長年使ってきた SlideFlckr.com が無くなったようだ。Flickrの直営でFlickrslideshow.comが出来たのでそれを使うことにした。 ⇒ これは一時的なもので、SlideFlickr.cmは健在であることを翌日確認した。ただし、Flickrslideshow.cmの方が写真も大きいし、使いやすそうである。










































































