
京都に来て2日間雨にたたられたが、3日目は良い天気だった。昨晩、「かみや」で聞いた鷹が峯に行くことにした。前は、鷹が峯というのは仁和寺の南側に位置すると勘違いしていた。尾形乾山やその師の野々宮仁清が仁和寺近くに居を構えていたからである。実は金閣寺よりさらに北に上り、山の麓まで登った所に、本阿弥光悦が徳川家康に与えられた土地で、光悦が文化村的な場所として、工芸家や美術家が住まわせていた場所である。この一帯を「鷹が峯」と云う。後に、琳派の尾形光琳もここに居を構えた時期がある。
ここで紅葉で有名なお寺と云えば、源光庵がある。このお寺はもともと臨済宗のお寺として建てられたが、元禄期に曹洞宗に改まって、再建されている。ここで有名なのは「悟りの窓」と呼ばれる丸窓と「迷いの窓」という角窓が並んでいて、そこから見る紅葉が綺麗なことである。観光客が少なく落ち着いた場所である。
源光庵からすぐそばに、光悦寺がある。本阿弥光悦が居住地としていた屋敷跡で、光悦没後、日蓮宗光悦寺となっている。邸内にはいくつもの庵があり、それぞれが茶室を持っている。
なかでも大虚庵茶席は光悦終焉時の茶室で、光悦垣に囲まれている。庭からは鷹峰三山(鷹ヶ峯、鷲ヶ峯、天ヶ峯)を見渡すことができる。静かでお茶会には最適地である。
光悦寺を出て、次は茶道とはきわめて縁の深い、大徳寺に向かった。バスで行けばすぐに着く。臨済宗の京都五山より格式の高い大徳寺派総本山である。龍源院、興臨院、総見院、芳春院と塔頭をまわった。
夕方、暗くなったので、北野天満宮の紅葉を見に行く。ライトアップで綺麗ではあるが、少し派手になりすぎたのではと思う。社殿もライトアップされていた。


