史跡巡りの会、今回は成田線木下(きおろし)駅の付近を廻る。
平日の昼間、1時間に2本の電車が走る、単線のまま取り残されたJR線だ。静かな住宅街を11人が適度なウォーキングを楽しんだ。
木下は印西市の一部で、北総線の千葉ニュータウン中央駅の周りが開発されて多くのビルが林立しているのに対して、静かな地域で人通りも車も少ない。まず立ち寄ったのが木下万葉公園である。ここに木下貝層がある。12~3万年前まで関東平野の大部分が湾になっていて古東京湾と呼ばれている。千葉県の山岳部が筑波山あたりとつながって湾をなしていたらしい。この木下付近が砂層でそこに堆積した貝の化石が石のように固まって、貝層を形成したそうだ。町の中にこの貝層を切り出して作った石燈籠などが点在している。きれいな蕎麦屋で昼食をすましたがそこにも石灯籠があった。
しばらく歩いて、利根川の土手に出る。この辺で、広大な利根川の景色を堪能し、手賀沼からの水が流れて、利根川と合流するあたりに出た。この周りは運河のようになっていて、好天と相俟って清々しい。
ここから、船が出て、我孫子まで行けるという。お寺巡りより、桜の咲く前の春ののどかな日に、静かな水郷を歩くとは、これほど贅沢なことはないと思う。
2017年3月30日




