日展2011       2011/11/21

 毎年、日展の招待券を4~5枚いただく。私自身で絵を描くことはないが、絵を観るのは好きである。とくに、日展レベルの絵はすばらしい。写真を撮ることも許されているので、毎年、多くの絵の写真を撮影してブログに掲載している。
 今年は、午前中、神宮外苑の銀杏並木を見てから乃木坂の国立新美術館に向かった。銀杏並木は多少色づいているがまだまだの感であった。日展は、まず洋画を観てから工芸、彫刻、日本画の順に観て回った。洋画と日本画の区別を明確にしておきたいがためである。観客の数はいろんな美術館で開催される「・・・・展」に比べて多くはなく、ゆっくり見て回ることができる。
 1室や2室のような若い番号の部屋は特選や文部大臣賞受賞の作品、役員、会員の作品で占められるので、毎年同じような傾向の作品が並ぶことになる。それでもやはり良い作品ばかりである。
 「日展に受かる」というのは部門にもよるが結構大変なことのようだ。それは新入選者の数でも窺い知れる。たとえば、洋画の場合、今年の応募点数2136に対して新入選数は81点である。最近絵を描き始めた人たちが応募するのなら、大したことはないのだが、長年、絵を描いている人たちが応募するのだから、やはり難しいことに違いない。
 私事ではあるが、我が女房殿は日本最大級の書道団体に属しており、毎年、数回の書道展に出品している。 会員だからいつも展示されるのだが、どこの部屋に展示されるかが気になるようだ。会員になるのに、数十年の経験を必要とした。一般公募、会友、準会員、会員、さらに役付の会員となるのだ。一回の展示にも作品が出来上がるまで大きな紙に何十枚と書くわけで、一緒に住んでいる私にとっては迷惑千万なことである。それでも、良い作品ができると、それを愛妻とともに喜ぶのだから、だらしがない。というのはたてまえ上のことで、内心は早く良い作品ができて、私が自室に閉じ込められた状態から解放されるのがうれしいのである。
 展覧会の絵の写真を撮ることに何の意味があるか我ながら疑問を持つことがある。私の場合は良い作品を見ると、写真として保存しておきたいという動機から始まった。今年からなのかよくわからないが日展のホームページに展示作品の写真が掲示されるようになった。そうなると自分で写真に撮る意味はさらになくなるのだが、そうではない。絵や工芸、彫刻のいずれも全体だけを見ても質感や木目細かさはよくわからない。実際の作品を見て初めてその美しさや技巧、芸術性がわかってくる。昨年から、単に全体を記録として撮影するだけではなく、作品の美しさをなんとか抽出して撮影することにした。
 展示作品を漫然と見るより、写真撮影することにより印象も記憶に良く残る。来年も、写真撮影は継続したいと思う。
 注)これまで長年使ってきた SlideFlckr.com が無くなったようだ。Flickrの直営でFlickrslideshow.comが出来たのでそれを使うことにした。 ⇒ これは一時的なもので、SlideFlickr.cmは健在であることを翌日確認した。ただし、Flickrslideshow.cmの方が写真も大きいし、使いやすそうである。