御所を出るとどこに行こうかと迷う。昼食時、上七軒の「小きみ」で一緒になったお客さんに聞いた京都府庁に行ってみることにした。夜の食事は草津に住む友達と一緒にするつもりだ。そんなにたくさん時間は無い。京都府庁は自由に入れるし、上から見る枝垂桜が綺麗だときいた。
御所から南西の方に歩くと「京都府庁」という大きな案内があった。道を聞きながら、府庁にたどり着いた。レトロな雰囲気の建物でなんとなく、札幌の北海道庁を小さくしたように見える。
拝観料などはもちろん要らない。正門から入って二階に上ると、いきなり、窓の外に大きな枝垂桜が見える。これなんだと思って何枚も写真を撮る。パンフレットも置いてあって、この建物は明治37年(1904)に建てられ昭和46年まで本館として使われていたらしい。桜の木は大きいのが3本、中央が祇園しだれ桜といって、丸山公園の初代しだれ桜の孫になる。さきほど見たのが紅一重しだれ桜、もう一本が容保桜という。この桜は白い花をつけ、大島桜と山桜をかけ合わせたもので、この地に京都守護職上屋敷があり、維新の時の守護職、松平容保の名を取ったそうだ。
会津戦争で討幕軍と戦った山本八重、後に新島襄と結婚し、ともに同志社大学を設立した新島八重、NHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公である。八重役を演じた綾瀬はるかの名を取って「はるか桜」という花もあった。
この建物は今は旧本館と呼ばれるレンガ造りの建物だが重要文化財、旧知事室や府議会の旧議場なども見ることができる。一部は今でも使用されている。文化庁が京都に移るという話があるが、その一部はすでにこの建物の中にあった。
京都観光ではどうしても混雑を覚悟せざるを得ないが、ここは静かで、庭のベンチに座ってのんびりできる。ここにも外人観光客が押し寄せるようになったら困ると思った。いずれ、そうなるだろうな・・・・
2016年4月6日 訪問




