追悼 船村徹

船村徹

 カラオケ会で船村徹作曲集を配ると、「柿の木坂の家」、「王将」、「兄弟船」、「矢切の渡し」、「風説ながれ旅」、「みだれ髪」といろんな歌手の歌がどんどん出てきた。名曲ばかりだが、共通なのは船村徹の代表作であることだ。
船村徹は今年の2月16日に心不全で亡くなった。享年84歳。今回は、船村徹作曲の作品リストを持っていって、皆で歌おうということにした。得意不得意があるので、それにこだわることはないという前置き付きである。

 船村徹の本格的なデビュー作品は1955年の『別れの一本杉』である。まだ23歳であった。昭和30年のこの頃まで、日本は戦後の復興で中学校を卒業したばかりの若者が集団就職で都会へ都会へと向かった時代である。 都会に集まった若者たちは、きっと、その夢がはかなく消えて故郷に戻ってくる時代が来ると予想していた船村徹と親友の高野公男がキングレコードから出した歌が、「別れの一本杉」である。当時すでに「お富さん」で大歌手になっていた春日八郎が歌ってくれるというので、天にも昇るような気になったという。この歌はレコード枚数50万を超える大ヒットとなった。春日八郎のライバルともなっていた三橋美智也の「リンゴ村から」、青木光一の「はやく帰ってコ」など「ふるさと歌謡」がヒットし始めた時期である。(以上、2007年放送 「『日本歌謡黄金時代』春日八郎 三橋美智也」から)

 今回は、船村徹の代表曲『矢切の渡し』を入れる。この曲は元々ちあきなおみのために作曲した歌だが、のちに、細川たかしの歌がヒットし、レコード大賞を受賞している。
ちあきなおみの歌が、しっとりとしているのに対して細川たかしの方はカラオケ向けのハイキーの歌い方であまり好きではない

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